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T O K Y O A L O N E

RYKEY

"君も知ってんだろ俺のウワサ やると決めたらやる男さ 全ては見たままの事さ"

日本人の父とケニア人の母を持つRYKEY(リッキー)というラッパーのことはGunsmith ProductionでJIGGとレコーディングを繰り返していたその名が "Licky" である頃から存在を知っていたしあるラッパーにも当時Lickyの持つ魅力を散々に薦められていたからしっかりとパッケージされた作品として聴けることを非常に楽しみにしていたんだけど、とある事情でRYKEYの作品を聴けるのは2015年の "Pretty Jones"まで待つこととなった。

Pretty Jones

Pretty Jones

  • Rykey
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1800

 

ちなみにこの作品 "Pretty Jones" 以前にはAKLOというラッパーの "Red Pill (One Year War Remix)" でその声を聴くことができる。

Red Pill (One Year War Remix) [feat. SALU & RYKEY] (Bonus Track)

Red Pill (One Year War Remix) [feat. SALU & RYKEY] (Bonus Track)

  • AKLO
  • ヒップホップ/ラップ

 

また前出の作品 "ホンネ" に関しては俺が持っていたLicky像そのものだったから続くアルバムからのカット "BABY" を聴くまではアルバムに相当の期待を持たされた。

まあ「振り幅」と言ってしまえばそれまでだけれど俺はRYKEYには勝手にかなりコンシャスなイメージを持っていたから本当に面食らった感じ、ではあった。まあ簡単にいうとアルバムキツそうだなーっていう。

実際に聴いてみればわかるのだけれど非常にバラつきがあるような気がする。ミックスに関してもJIGGが本当に関わったのかと疑いたくなる楽曲も多々存在するのでそういった意味でも非常にもったいない。トータルで良いと思ったのは"The Speech", "ホンネ", "So Fly" くらいかな。"One Year War" 印でなかったのも納得してしまう。というよりあとあとそんなところじゃ抑えきれない人間ってのがわかるんだけど。

 

"Pretty Jones" から5ヶ月後、RYKEYは続けて "AMON KATONA" という別人格コンセプトを持つセカンドアルバム "AMON KATONA" をレーベルを変えリリースする。

AMON KATONA

AMON KATONA

  • RYKEY
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥2000

先行としてアルバムから "JOKER" がカットされていたようなのだけれどPV等でフル視聴出来るような環境は無いみたい。 

JOKER - Single

JOKER - Single

  • RYKEY
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250

また "東京ナイチンゲール" のPVも先日YouTubeで公開された。

同作で気になったのは "マイ・マインド", "宇宙ステーション", "Joker"。そしてSALUとKNZZをゲストに迎えた "国際宇宙ステーション" は内容含めとくに面白かった。また前作 "Pretty Jones"よりもミックスはよく言えばかなーりにラグドな仕上がり。SALUの生声を久しぶりに聴いた感じで結構ビビる。ただ毎日のようにスタジオでレコーディングしてるそうで「その感じ」は非常に伝わってくる。

 

俺は "Pretty Jones" と "AMON KATONA" 両方を聴いたけんだけれど、そもそもRYKEYというラッパーはものすごく聴き手を選ぶ気がする。それは良くも悪くも。たとえば韻やスキル重視で日本語ラップを聴いたりって人にははっきり言って聴けないだろうなーとも思う。「ダサい」くらいに言われちゃうんじゃねーかと。まあ間違いなくトレンドなキャラクターではないけれど。

 

ただ、両作を聴いた俺はRYKEYを大好きになった。

今の俺はラッパーを「スキル」というところで選択していない。というかそこに重きを置いて取捨選択していない。前にも書いたけれど、今その部分を求めるのであればどうしても向こうを聴いてしまうわけで。

んで今求めるものはそいつの持っている「人間性」とか「人間力」みたいなもの、色気だったり雰囲気ー。なんか人がダーティーな部分や人間に惹かれてしまうのは結局現実に対するカウンターだとか思っている(ダーティーだったらおkってわけではない)。

まあ俺にはその大切な部分をRYKEYにびんびんに感じてしまう。RYKEYがKOHHをヘイトしてる?ってのも聞くと更に好きになってしまうんだよね。あつい!っていう。

 

どういう事情だったのかはわからなけれど今では観れなくなってしまった "Tokyo N*gga Documentary" はものすごく良かった。なぜ平凡な俺らがRYKEYという非凡に惹かれてしまうのかがものすごくリアルに描かれていた。是非再び公開して欲しい。

とか書いてたら再公開されました!

しっかりしたインタビューがタトゥーナビだけっていうRYKEYどんだけだよ…っていうの含めて好きすぎる。

 

"2009年位からアルバム一緒に作り始めて12曲位録って「じゃあアルバムだそ
うか」って話になった"

うーん今、俺が一番聴いてみたいのはその12曲かな。

 

YouTubeにあったエンコ失敗してる動画のもまた聴きたいし。あーようつべにあったRYKEYのラジオも聴けなくなっちゃってる、RYKEYの色出まくっててあれも最高だから機会があったらチェックしてみて欲しい。

 

父親が青森の出身だったんだっけ?そのじょっぱり感が癖になっちまうー。

 

Rykey official web site | My Life is〝 HONNE 〟